2006年12月27日

今年もあと残りわずかです。

平成18年もあと残りわずかになりましたね。昨日の天気は雨と雷すごかったですね。夜中の1時過ぎごろの雷、地響きがしました。皆様のところは如何でしたか。
どうですか、今月は忘年会など忙しい月だったのではないでしょうか。また、今年1年を振り返るといろいろな事があったと思います。
お寺もいろいろな事がありました。先住職が遷化されたこと、昨年おきた墓所北側の崖崩れの工事、それに伴う境界の問題などさまざまな事があり、継続して片付けていく事も多々あります。重秀寺は今年で開創380年を迎えまして20年後の400年の準備をしており、境内及び墓所の整備をしております。今年も少しづつですが懸案だった所を治し整備してきました。
さて、寺の法務も昨日26日で本年の予定が無事終了し、ホッとしています。残りは30日の「餅つき」・31日の「除夜の鐘」と行事があり、今日の午後から準備に入ります。門松などして新年を迎えると言うこと、年末の「餅つき」・「除夜の鐘」をなどを行なうことなど日本特有な風情があります。1年と言う長いような短いような区切りをつけて新たな気持ちにして日々を過ごして行く、素晴らしい事だと思いませんか。面倒くさがらずしてみませんか?大掃除・松飾など。やってみると結構気持ちがいいものです。
「餅つき」個人ではしにくくなりましたが、どうぞ、お寺へ。「除夜の鐘」は、例年同様31日午後11時45分より「撞き始め」終了は1月1日午前1時を予定しております。108撞くのではなく当寺は時間で区切ております。どうぞお越し下さい。
ところで、皆さんは「年越しそば」は食べますか?「そば」でなく「ラーメン」または「ピザ」などですか?えっ?食べませんか。多様化しているようです。でもやはり私は「そば」ですかね。今年1年の感謝を家族で又は縁のある方と、そして迎える新年もよき年となるようみんなで願い食べるのです。
それから、「おせち料理」は作りますか?皆さんはどんな正月なんですかね。寺は1日は「初参り」の方でてんやわんやしております。エッと思われますか?「初参り」は神社なのでは?と思われましょうが。私は、今居る自分は?と考えると好き嫌いなど分別は別として私を縁あって生じさせてくれた方に「感謝」でお参りしなさいと、先ずそれが一番最初と教えております。ですから、多くの方がお参りに来られます。どうですか、新年はご先祖様お参りへ行かれませんか?報告を聞かせて下さい。
皆さん今年1年ありがとうございました。「感謝」です。来年もよろしくお付き合いの程お願い申し上げます。ブログ来年の松がとれた頃に書かせていただきます。
それでは皆さん「良き新年をお迎え下さい」。

2006年12月08日

京都の旅

早いもので今年もあと少しになりました。

11月17日~19日の2泊3日で檀信徒と共に京都へ行ってきました。
京都は紅葉が市内でも始まりかけでした。
1日目は黄檗山萬福寺へ拝観です。到着して萬福寺にて普茶料理の昼食を頂き、写真にありますように、諸堂伽藍を丁寧な説明を聞きながら拝観させていただきました。
萬福寺は臨済宗・黄檗宗・曹洞宗いわゆる禅の教えの黄檗宗の大本山です。インゲン豆の由来でお馴染みの隠元禅師が開山のお寺です。中国様式の伽藍が特徴です。是非一度訪れてみて下さい。

萬福寺 総門
萬福寺 総門

萬福寺 開梆
萬福寺 開梆

翌日は午前中は永観堂から銀閣寺へと参りました。永観堂は紅葉が見ごろでした。

紅葉
紅葉

「見返り観音」で有名ですね。ちょうど工事中で「見返り観音」が普段と違ったところに安置されており雰囲気がかなり違いました。そして銀閣寺(慈照寺)へ。銀閣寺は臨済宗相国寺派の寺です。銀閣寺の正式名称は東山慈照寺と言い、足利義政公によって造営されたものです。銀閣は観音殿(国宝)で、室町時代の楼閣庭園建築の代表的建造物として名高いです。ちなみに、その他には鹿苑寺の舎利殿、通称金閣そして苔寺で有名な西芳寺の瑠璃殿です。この度は平成5年に建てられた書院から方丈(本堂)・弄清亭・東求堂(国宝)を拝観そして庭園を散策してきました。写真は東求堂内の四畳半書院同仁斎(草庵茶室の始まり・四畳半間取りの始まりと言われている)と展望台からの銀閣です。

東求堂内の四畳半書院同仁斎
東求堂内の四畳半書院同仁斎

展望台からの銀閣 観音殿
展望台からの銀閣

銀閣 観音殿・向月台そして銀沙灘
銀閣 観音殿・向月台そして銀沙灘

銀閣寺をあとに松尾大社へ。松尾大社にて全員をお払いを受け昼食を取り、宝物殿と当代庭園学の第一人者重森三礼氏作庭の松風苑の三つの庭を案内していただきました。

松尾大社
松尾大社

松尾大社亀の井
松尾大社亀の井(霊泉・酒造家がこの水を酒の元水として造り水に混和して用いる)また延命長寿、よみがえりの水として有名

松尾大社の神輿庫の酒樽
松尾大社の神輿庫の酒樽

3日目、東寺を拝観、私は檀家の法要で午前中は別行動となりました。午後は伏見の月桂冠大倉記念館へ。
酒の酒造工程や銘酒を味わいそして記念館裏から十石船に乗りはるか昔に大阪から京都に荷を運んだ水路を楽しんできました。
そして、京都駅より東京へ。

月桂冠大倉記念館
月桂冠大倉記念館

濠川
濠川の景色

月桂冠内蔵 奥蔵、中蔵、前蔵
月桂冠内蔵 奥蔵、中蔵、前蔵