連休も終わりましたね。お寺はそうは行きません。連休は関係ない日々でした。
 さてだいぶ時間がたってしまい申し訳ありません。桜も散り、東京は新緑の季節です。寺の八重桜もほぼおしまいですっかり葉桜になりました。これはこれでまたよろしいです。その八重桜の下では「つつじ」が色を添えています。

門の内側
門の内側

 さて、お寺も今年に入りいろいろなことがありました。二月二十二日に、閑栖和尚様(隠居のこと)が遷化(亡くなられる事)されました。二月二十六日通夜・27日告別式を執り行い、四月十一日に津送・新忌斎(納骨・四十九日の法要)を執り行いました。その間に「春彼岸会」があり、四月八日は「はなまつり」(お釈迦様の生誕日)がありました。
 四月十四日・十五日かけて、開基の上田重秀公の生誕地である広島の上田家に行ってまいりました。上田重秀公はご存知のとおり浅野家の国家老上田宗箇の長男で、上田宗箇は武家茶道上田宗箇流の流祖でした。その上田宗箇の作庭の図案が見つかり現在上田家ではその上田宗箇作庭の図案を基に復元を始めています。

通常の出入り口
通常の出入り口(翌日の相伝稽古の為、幕が張られている。)

めずらしい立ち蹲
めずらしい立ち蹲(浅野家の殿様用)

上田宗箇作庭復元中
上田宗箇作庭復元中

上田宗箇作庭の復元中
上田宗箇作庭の復元中(庭師 斉藤先生 手前の人)

およそ三年かけて作庭されており、現在の庭にある庭石などが不要になる為、お家元より当寺と深いご縁のある上田家の庭石を如何との問いに二つ返事にて頂きに行ってまいりました。重秀寺も二十年後の開創四百年を迎えるにあたり作庭を予定しておりご縁のある上田家の庭石を使って作庭出切ればと考えております。

宮浜温泉「石亭」より瀬戸内海を望む
上田家より車で30分ほどのところにある宮浜温泉「石亭」より瀬戸内海を望む

大頭神社
大頭神社(この神社の裏手に妹背の滝があります)

大頭神社に渡る橋
大頭神社に渡る橋「別鴉橋」日本サッカー協会のシンボルになっている鴉名です。

妹背の滝
宿「石亭」より10分ほどにある大頭神社の「妹背の滝」

雄滝
「妹背の滝」の「雄滝」 かなりの水量で迫力がありました。

雌滝
「妹背の滝」の「雌滝」あいにく近くまではいけませんでした。