2006年4月06日
春彼岸会法要
お彼岸も無事に過ぎホッと一息です。中日の21日は午前10時半より法話が始まり11時過ぎより「春彼岸会法要」が厳粛に営まれました。毎年のことですがたくさんの檀信徒皆様がお参りに来られ一時はお祭りのような雰囲気になります。住職の余り上手でない「法話」に耳を傾けていただき、その後に「法要」が始まりました。今年は数日前の風の強い日で無く、穏やかな日でしたのでお参りの方もおおく、賑やかな一日になりました。花もだいぶ咲き始めみなさんの心を和ませてくれていました。どんな法話をするのかは興味がありましたらお越し下さい。檀信徒だけでなくとも宜しいですよ。
今年は彼岸明けが金曜日なので、土曜日・日曜日とお参りが多く長いお彼岸となりました。しかし、たくさんの方のお参りがありホッと致しております。ご先祖様に「いま」ある自分を「感謝」し、「生かされている」自分に気付いて頂ければありがたいです。よく話をするのですが、いまある自分は「自分から希望して生まれたのではない」と気付き、縁あって「生じた」者なのであることを自覚しなくてはなりません。頭の先からつま先までどれ一つ取っても自分が作ったものはありません。よく自分を見てください。手足を自由に動かせていますが一度骨折などしてしまうと思うように動かせません。本当に己のものでしたら、自由自在に何時でもなるはずです。如何ですか?一つ見つけてみませんか「自分の本当のもの」を。見つけると、きっと毎日が楽しくなりますよ。
さて、寺の「枝垂桜」いかがですか。JRの宣伝の「円山公園の枝垂桜」に負けません?やっぱり負けますかね。いま、お寺は花盛りです。いろいろな「つばき」・「白蓮」・「レンギョウ」・「やまぶき」・「利休梅」・「ユスラウメ」など。
花によっては3月いっぱいでおしまいですが、4月に入っても咲き続けているのもあります。どうぞお時間がありましたらお越し下さい。
彼岸があけてからは私事ですが、愚息が専門道場へ修行に出ました。ここ数年来、寺の仕事を手伝っておりましたが大学を卒業し、僧侶になると言うことで重秀寺の宗派である臨済宗の一本山である大徳寺専門道場に掛搭願いを3月27日早朝に致しました。後姿の写真ですが「雲水」仕度の姿です。精進第一で日々を修めてくれればと願っています。
それから、前回のブログで紹介いたしました「慈照寺(銀閣寺)」往ってまいりました。息子の件が終わりそのついででしたが。大変良かったです。特別拝観はまだ行っていますので、建物や庭や絵などに興味のある方はおすすめいたします。是非ご自分の目で見てください。